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0歳から始める虫歯予防

自宅でのセルフケアと歯科検診デビューで健康な歯を守ろう

虫歯になりやすい原因と影響

赤ちゃんは色々な成長を見せてくれます。その成長の一つとして、だいたい生後6ヵ月から9ヵ月頃に初めての歯がはえてきます。大切なお子さまの歯をいつまでも健康に保ちたいですね。今回はご自宅でのセルフケアと併せて、お子さまの歯科検診デビューへの事前準備として小児歯科についてご説明します。

虫歯って何?
虫歯になりやすい原因と影響

虫歯になりやすい原因と影響

日本は先進国の中でも比較的虫歯の多い国と言われています。

虫歯とはもともと口の中にいる細菌が、私たちが食べたり飲んだりした糖分をえさにして作り出した“酸”によって歯が溶け、穴が開いてしまう病気のことです。生まれたばかりの新生児には虫歯となる細菌は存在しておらず、無菌の状態を保っています。

しかし、日々のスキンシップや同じ箸やコップを共有した場合に、大人の唾液がお子さまの口の中に入ってしまうことで細菌が移動することがあります。
普段から対策し気を付けていてもふとした行動で細菌が移動する可能性があり、完全に防ぐことは難しいと言えます。

また、乳歯は永久歯よりも歯の表面のエナメル層が薄く、大人の半分しかありません。さらに本格的に離乳食が始まるタイミングなどとも関連し、口内環境が変わりやすい1歳半から3歳は特に虫歯になりやすいと言われています。

大人からうつった虫歯の菌がお子さまの口腔内で増え、虫歯ができてしまうと、その菌が増え続けほかの乳歯も虫歯になってしまったり、次にはえてくる永久歯の歯並びや発育に影響を与えてしまいます。お子さまの将来のためにも、できるだけ早めの虫歯予防が必要です。

小児の虫歯治療

0歳からでも歯のケアって
できるの?
嫌がることなく
歯磨きを習慣化できる方法

虫歯になりやすい原因と影響

歯のケアの基本はやはり歯磨きです。
できれば食事の度に磨くのが好ましいとされています。最初はガーゼで優しくふき取るか歯ブラシのヘッドの小さなもので軽く磨くことから始めます。

しかし、ブラシで磨こうとするとお子さまは嫌がる場合もあります。口の中に物を入れられる感覚や歯を触られる感覚が慣れていないためです。解決策として、歯がはえ始めるまえから歯固めや自分で持ってもらうタイプの歯ブラシなどで興味を持ち、慣れてもらうことが挙げられます。

1歳を過ぎる頃になると奥歯にも乳歯がはえてきます。溝が深く磨きづらいため、しっかり磨いてあげることが必要です。

磨くだけじゃ防げない!
虫歯ゼロを目指す、
おうちでできるセルフケア

おうちでできるセルフケア

乳歯はだいたい2歳半頃までに20本生えてきます。

その後、早くて5歳頃から乳歯が抜け、永久歯がはえてきます。口にする食べ物の種類も格段に増え、その中でもおやつでも甘いものを食べる機会が多くなる頃です。

虫歯になりやすい場所の一つとして歯と歯の間が挙げられますが、予防として歯間ブラシやデンタルフロスを使うことが重要です。歯ブラシの後に歯のスキマに通すとプラークと呼ばれる歯垢や食べかすを取り除くことができ、歯ブラシのみよりもさらに虫歯予防の効果が期待できます。

それでもおうちだけでは
難しい…小児歯科って
どんなことをする?

小児歯科ってどんなことをする?

ここまでやっていたとしても実際予防できているのか…と不安を感じる方も多いと思います。

小児歯科ではもちろん虫歯がないかをチェックし、もしあれば治療しますが、それだけではありません。それぞれのお子さまにあったケア、歯並びなどをご相談いただくことも可能です。

おうちでできるセルフケア

歯科医院には歯科医師だけではなく、歯やお口の健康を守る歯科衛生士がいます。歯科衛生士が普段しっかり自宅で磨けているかをチェックし、正しい歯磨きの仕方をお子さまやご家族のそれぞれの立場からご説明いたします。

また、虫歯予防のために高濃度のフッ素を塗布したり、歯ブラシの届きにくい奥歯の溝をあらかじめ歯科材料で埋めることで虫歯になる可能性を提言するシーラントという処置を受けることも可能です。

シーラントについて

まとめ:歯科検診の大切さ

歯科検診の大切さ

歯科検診に定期的に通うことで、普段から虫歯予防の意識が根付きます。歯科は他の医療機関とも少し違い、寝かせられてお口の中を触られるなど、お子さまにとって怖いと感じる要素が多い場所です。小さい頃から行き慣れた歯科医院があるということはとても重要です。

院内や歯科医師、スタッフに慣れておくことで、突然のお口の中の怪我や歯痛など、急な事態が起きたとしてもスムーズに運びやすい点もメリットです。

お子さまの虫歯の進行は大人よりも速く、見落としてしまうと急速に悪化することもあります。普段からのご自宅でのセルフケアはもちろん、定期検診に通い予防しておくことは、親子で健康を考える第一歩と言えます。