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親知らず(智歯)の注意点

親知らずの注意点について

親知らずの注意点をいくつかご紹介します。

親知らずが痛くなる原因に注意

親知らずが痛くなる

親知らず自体が痛みの原因ではなく、他の歯が虫歯になることにより歯の神経を刺激することがあります。親知らずの周辺が腫れているのではないのです。

痛みの原因が親知らずなのか虫歯なのかに注意しなくてはいけません。 私もこのパターンでしたが、自分で原因の特定なんてできるわけありませんので歯科医院で診療を受けました。

また、親知らずはすでに生えている奥歯の隣のスペースがない場所に生えてきます。 そのため歯茎と親知らずの間に隙間ができ、歯磨きをしても完璧にきれいにならないのです。もしそこから細菌に感染したら、膿や血がたまり腫れ上がってしまいます。

腫れた部分に
触れるのには注意

私は親知らずを4本とも抜いたのですが、そのうちの1本を抜く前はゴレフボールの大きさの腫れが頬のあたりにできました。

最初はたいしたことないだろうと小さく腫れた部分を指で押さえて血と膿をしぼり出していたのです。ところが、ちょっとしてから腫れがどんどんひどくなり、あっという間にゴルフボールを奥歯に入れたような状態になってしまいました。腫れの部分を触るのはなるべく避けて、早急に歯科医院で診療してもらいましょう。 注意しないとあっという間に腫れがひどくなります。

親知らずを抜く前に
注意すべきこと

腫れて痛いからと歯科医院へ行っても、親知らずはすぐに抜くとはかぎりません。 腫れや痛みが強い場合には、落ち着くまでは抜きません。

私の場合は、鎮痛剤や抗生物質を服用して落ち着いてから親知らずを抜きました。 親知らずを抜く前には、疲労、寝不足などには注意して体調管理することも大切です。

感染症と痛み

親知らずが生えてきた人ならわかると思いますが、親知らずの痛みは強烈です。 私も経験があるのですが、寝ても覚めてもひどい痛みに悩まされます。 集中力は低下しますし、何も考えられなくなる時もあります。

私は親知らずの痛みに我慢できなくなるとすぐに薬局へ行きました。 薬局で薬剤師さんに症状を話すと痛み止めの薬を出してくれました。痛み止めの薬を飲むと何とかその時だけは痛みがやわらぐのですが、しばらくするとまた痛み出しました。 さっさと歯医者へ行けばいいのですが、歯科治療に対するアレルギーがあり足が遠のいていました。

結局、どうにも我慢できなくなってから歯医者へ行き抜いてもらいました。 治療してもらった歯医者さんに説明を受けて初めて知ったのですが、親知らずには大きなリスクがあったのです。

親知らず周辺の腫れ

ひどくなると下の親知らずが腫れて痛くなってきますが、私のように時間が経てば治るだろうと思い込んで放置していると炎症がひどくなります。親知らずの周辺がどんどん腫れていくのです。 ひどい場合は口が開けられなくなります。

◆感染症の拡大~あごの下

下の親知らずの周辺の腫れがひどくなると、次に下のあごに影響が出てきます。 あごの下の部分がはっきりとわかるくらいに膨らみ、発熱や全身のけだるさという症状が出てきます。

この段階で歯医者さんで治療してもらって何とかなればいいのですが、症状がよくならないようでしたら口腔外科にかかることになります。

◆感染症の拡大~のど周辺

あごの下の感染はどんどん下へ移っていき、喉の横、さらには首、胸の辺りまで広がっていきます。

ここまで広がると緊急事態です。

◆感染症の拡大~心臓周辺

感染が胸にまで広がると心臓にまで達する可能性が出てきて、最悪の場合には死に至ることもあります。 最悪の事態に至ることは稀ですが、親知らずには大きなリスクが潜んでいます。

痛くなったら自己診断しないで早期に歯医者で診療してもらうことが大切です。