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老年期のお口のケア

みなさんこんにちはー☆\(^^)/杉並区の久我山駅前歯科です!!
今日は老年期のお口の特徴、ケアの仕方などをお話しさせていただきます。

老年期の特徴

加齢は心身に様々な変化をもたらし、多くの方がさまざまな疾患や病的状態を示すようになります。個人差が大きく本人も気づかない場合も多いですが、皮膚の弾力性の低下、しわ、白髪、などの外見的変化、動作や指先の細かな動きなど運動機能の低下、視力、聴力、味覚、温度変化に対する調節などの感覚機能の低下、循環、呼吸、消化、排泄などの内蔵諸器官の機能低下、記憶力の低下などがあります。
高齢者とは65歳以上をいい、この年代に起こりやすい疾患としては、高血圧や動脈硬化による脳血管障害や心疾患
高齢者とは65歳以上をいい、この年代に起こりやすい疾患としては、高血圧や動脈硬化による脳血管障害や心疾患、慢性の胃腸疾患、生活習慣病、咀嚼困難、嚥下困難、転倒による骨折、交通事故、認知症、関節リウマチ、骨粗鬆症、うつ病、心気症、睡眠障害等です。
また、予備能力や適応力の低下により脱水症状を起こしやすくなったり、免疫力の低下により風邪や肺炎などを引き起こしやすくなります。

老年期のお口の中の特徴

老年期のお口の中の特徴
身体機能の変化(視力や上肢機能の低下など)によるブラッシング能力の低下や、お口の自浄作用(何もしなくても勝手に綺麗になる作用)、唾液分泌、頬・舌の運動の低下は、お口の中の環境の悪化を招きやすいです。
また高齢者の場合、食事をしていてむせる、飲み込みが悪いなど、加齢とともに口腔機能の低下がみられる場合が多いです。高齢者になると、お口の中の自覚症状に乏しく、症状が進行した時点で受診することも多いので
まめな定期検診と口腔ケアなどの予防活動がとても大事になります!!

口腔乾燥症

口腔乾燥症
唾液は、1日に約1リットルから1.5リットル分泌されます。分泌量が減ると咀嚼障害、嚥下障害、発音障害、入れ歯の維持力低下、自浄作用の低下など、多くの問題が生じます。原因は病気などの症状として起こるものと薬の副作用によるものがあります。
治療としては、原因となっている全心疾患、生活習慣や服用薬剤を改善する原因療法と、唾液分泌低下や口腔乾燥感による口腔症状の改善を行う対症療法があります。

望ましい歯科保健行動

望ましい歯科保健行動

  1. 生活習慣を見直し、口腔清掃を習慣づける
  2. 定期的に歯科検診を受診し、プロフェッショナルケアを受ける。口腔清掃指導を受け、セルフケアを習慣づける
  3. かかりつけ歯科医を受診し、正常な口腔機能を維持する
  4. 健康的な食生活習慣を身につけ、おいしく食事をする
  5. 口腔機能向上のためのトレーニングをする

セルフケアの目標

セルフケアの目標
老年期では歯周病や歯の根っこの虫歯が増えるので、それによって歯を失わないためにも予防に努めることが大切です。
一生おいしく楽しく食事をするために、摂食・嚥下機能を支える具体的なブラッシング方法、舌の清掃、うがいの方法を覚えてお家でも実践るようにしていただきます。

歯みがき(ブラッシング)

虫歯や歯周病だけでなく、誤嚥性肺炎を防ぐためにも、毎食後のブラッシングで口腔内を清潔に保つことは重要です。

顎と舌のケア

歯だけでなく、舌や上顎にも歯垢などの汚れがつきます。そのままになっていると口臭の原因になるばかりか、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったり、誤嚥性肺炎の危険性も高まります。
これらは通常、食事や会話などである程度落ちるのですが、加齢などで舌の動きが鈍くなるとついたままになりやすくなります。
歯ブラシや専用の舌クリーナー、粘膜用のブラシやスポンジを使いましょう。

入れ歯と入れ歯を外した後のケア

入れ歯は必ず毎食後外して洗浄しましょう。歯がなくても、入れ歯と歯茎の隙間に食べかすが入ったり、入れ歯に歯垢や食べかすなどが付着したりします。そのままにしておくと、細菌が繁殖して不潔になり、誤嚥性肺炎などの原因にもなり得ますので注意が必要です。
入れ歯と入れ歯を外した後のケア
詳しいお掃除の仕方などは定期検診に来ていただいた時に一緒に練習させて頂きますので、分からないことなどがありましたらぜひお声がけ下さい。

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