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時間がある今だからこそできる自宅でのデンタルケア

こんにちは。久我山駅前歯科です。
コロナウイルス感染拡大が叫ばれる中、緊急事態宣言も発令され、日々不安に感じている方も多いかもしれません。
このような先行き不安の中では、お口の健康は軽視されがちですが、お口の健康は全身の免疫力に大きく関係していることをご存知でしょうか?

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2020年4月23日のNHKの朝のニュース:おはよう日本で東京医科歯科大学の砺波先生が視聴者からの疑問に答えています。
質問:かぜやインフルエンザの予防に歯磨きが有効だと聞いたことがありますが、新型コロナウイルスの予防にも有効ですか?

答え:一般的なウイルスの場合は、唾液がウイルスの周りを取り囲んでウイルスの感染を防ぐ役割を果たしていると考えられている。
しかし、歯磨きをしていないと、ばい菌が増えます。ばい菌が酵素を出します。
この酵素の働きで、ウイルスに感染しやすい状態になる事が分かっています。
そのため、歯磨きをしてばい菌を取り除くことが一般的なかぜのウイルスなどの場合、感染予防につながると考えられています。
新型コロナウイルスの場合は、どうでしょう?

砺波講師によりますと同じような効果があるかは分かっていませんが、一般的には歯磨きは予防につながることが期待できるということです。
出典:https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/04/0423.html

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では、自宅での歯磨きのポイントを見ていきましょう。

①歯磨きの時に手鏡を使う

皆さまは歯磨きをどこでしていますか?洗面台で、ソファでTVを見ながら、スマホを見ながら等様々かと思います。今後ぜひおすすめしたいのが、手鏡で自分の歯を確認しながら磨くことです。
手鏡を使うことで一本一本の歯を意識して磨けるので磨き残しが少なくなるのと、ご自身の歯により関心をもてるようになり虫歯や炎症の早期発見にもつながります。
一本の歯を20回ほど磨き、全体で10分~15分ほどの時間をかけてください。

②歯磨き粉の成分を見る

皆さん、歯磨き粉は何を基準に選んでいますか?
歯を白くする、高濃度フッ素配合、歯垢を分解・除去するなど、歯磨き粉のパッケージには様々書かれていますが、パッケージの裏側の成分をぜひ確認していただければと思います。
例えば、虫歯予防に効果的なフッ素。ppmという単位で濃度が示されています。6歳未満のお子様は1000ppm以下の歯磨き粉を使ってください。それ以外の方は市販されている最高濃度の1450ppmのものがおすすめです。
発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は泡立ちをよくし歯磨き粉が口中にいきわたりやすくなる効果がありますが、短時間で泡だらけになり磨けたと錯覚しやすいため、磨き残しが多くなってしまいます。長時間しっかり磨くためにも発泡剤不使用か低発砲のものをおすすめします。
研磨剤・清掃剤(炭酸カルシウム、ケイ酸)は歯の着色汚れを落とす効果がありますが、粗いものだと歯の大事な部分を削ってしまう恐れがあります。またその場では着色が落ちても、結果歯の表面がザラザラになってしまい、余計に着色が付きやすくなることもあります。できれば毎日使う歯磨き粉は研磨剤不使用のものを使っていただき、気になる着色は歯科医院で落とすのがいいでしょう。

③デンタルフロス(糸ようじ)
を使う

普段の歯磨きだけでは70パーセントしか汚れが落ちていないと言われております。では残りの30パーセントはどこに隠れているのでしょうか?答えは歯と歯の間です。そのままにしておくと、虫歯や口臭の原因となってしまいます。
これは「デンタルフロス」と呼ばれる糸を通すことで落とすことができます。使い方は30センチほど切り取り、指に巻き付けて歯と歯の間を2~3回通します。できたら一日一回歯磨きの後に行ってください。初めは難しく感じるかもしれませんが、鏡で確認しながら頑張ってくださいね。

出典:GCホームページ ルシェロ フロス

④洗口剤(マウスウオッシュ)
を使う

洗口剤は歯磨きをした後やお口をすっきりしたいときに使います。
お口の中の細菌の数を減らすことができ、虫歯や歯周病予防になります。
朝起きた時、お口の口臭やねばつきが気になりませんか?夜寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすい状態となります。夜寝る前に洗口剤でうがいをすることで細菌数を減らし、朝の口臭・ねばつきを減らすことが出来ます。

⑤入れ歯を清潔にする

入れ歯に汚れがついていると口臭やお口の炎症の原因になります。入れ歯を長く快適な状態で使うためにも毎日丁寧にお手入れすることが大切です。
まず歯ブラシや入れ歯専用のブラシでこすり洗いをして汚れを落とします。何もつけず流水で洗うか、入れ歯を傷つける研磨剤の入っていない歯磨き粉を少量つけて磨きます。部分入れ歯の場合は歯に引っ掛ける金属部に汚れが付きやすいので念入りに磨いてください。その後入れ歯洗浄剤に入れることで、ブラシだけでは落とせない汚れや細菌を除去できます。
 
いかがでしょうか。
以上5つのデンタルケアをぜひ実行していただき、良いお口の状態を保てるように頑張ってくださいね。

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