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安心できる歯科医院で定期検診を受けるための3つのポイント

こんにちは。久我山駅前歯科・矯正歯科です。
最近、テレビやSNSで歯科医院が取り上げられることが多くなり、「歯医者に通うのが不安だなぁ」という患者さんも多いかと思います。確かに歯科医院は日頃より、唾液や血液の飛沫、エアロゾルが発生しやすい場所ではありますが、歯科医院が危険なのは「感染予防対策を講じていない場合」に限るといえます。
しっかりと感染対策を行っている歯医者を選べるよう、また患者さんが安心して治療を再開し定期検診に通っていただけるよう3つのポイントをお伝えしたいと思います。

ポイント1 歯科医院で行われている感染予防対策を知る

歯科医療は昔から、感染症(エイズ、肝炎など)の感染リスクを減らすために、予防対策をしてきた歴史があります。
今回の新型コロナウイルスにおいても同様で、歯科医院はできる限りの対策を行っています。各医院HPでどのような対策を行っているか知ることができるので、来院予約の前に確認することをおすすめします。
当院では、患者さんにうつさない、スタッフがうつらないための対策を行っています。

【チェック1】使い捨てにできる物を導入しているか?


具体的には、紙コップ、エプロン、手袋、歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス(糸ようじ)などなど、使い捨てにできるものは使い捨てにしています。
1. デンタルフロス(赤いケース)
2. 紙コップ
3. 手袋
4. マイクロブラシ(緑色の細いもの):薬剤を塗ったりする時に使う
5. 麻酔の針
6. PMTC用のブラシとラバーカップ(ケースに入った黄色と白):定期検診などで歯の表面のバイオフィルムや着色を取る時に使う
7. 歯ブラシ
8. 歯間ブラシ
9. 綿類
10. ラバーダムシート(青色):歯の根の治療(神経の治療)や詰め物の時に使う
11. エプロン

【チェック2】使い捨て出来ない器具を滅菌しているか?


基本セット、ハンドピース、外科器具、歯を削る時のバー、詰め物を調整する時のバー、スプーンエキスカ、ファイル、ラバーダムクランプ、インレーリムーバー、咬合紙ホルダー、など、主に金属製の器具を滅菌パックに入れてオートクレーブという高圧蒸気滅菌器で滅菌します。
1. 治療に使う器具:鏡やピンセットなど
2. プローブ(ポケット探針):初診時や検診時に歯周ポケットの深さを測る器具
3. 抜歯鉗子:抜歯するための器具
4. ハンドピース:虫歯を削る時に使う。これを患者ごとに滅菌している歯医者を選ぼう!
5. 咬合紙ホルダー
6. インレーリムーバー
7. 超音波スケーラー
8. 歯を削るためのバー(ドリル):4のハンドピースに付けて削る
9.超音波チップ:7の超音波スケーラーの先につける
治療においては、マスク、手袋を使用します。
来院時に、まず患者さんには、手洗い・うがい薬でお口の消毒を行っていただき、治療中は、口腔外バキュームによる治療中の飛沫、粉塵の吸引を行います。
治療後は、消毒用エタノールと次亜塩素酸ナトリウム希釈液でユニットを拭きあげ、消毒を徹底しております。
受付においては、予約制で治療枠数を抑えることで待合室での密集を防ぎ、来院時に問診・検温によるスクリーニングを行います。
待合室は常に自動ドア・窓開放による換気を行い、自動精算機導入による会計時間・滞在時間短縮に努めております。
また、新型コロナウイルスをはじめ、その他感染症に有効であると確認された対策方法を随時取り入れており、感染対策を常にアップデートしております。
 

ポイント2 定期検診を受けるメリットを知る

「定期検診にいきましょう」「定期検診が大切です」とよく言われますが、なぜ定期検診に行く必要があるのでしょうか?
虫歯や歯周病の治療がすべて終わった後も定期的に歯科医院に通うことで、様々なメリットがあるからです。
まず、自分では落とすことができない歯石やバイオフィルムを除去することで虫歯・歯周病の予防になります。バイオフィルムとは細菌の塊で、排水溝のぬるぬるのように歯にくっついてしまいます。バイオフィルムは3カ月ほどすると溜まってくると言われているため通常3カ月~6カ月毎の検診をおすすめしています。
ただコロナウイルスに伴うこの状況は長期化する可能性が高いので、緊急事態宣言が解除され、落ち着いたタイミングでのご来院が望ましいかと思います。
次に、虫歯の早期発見・早期治療が可能です。自分で虫歯を見分けるのは難しく、歯が黒くなっていてもただ着色がついているだけの場合や、痛みがなくても治療が必要な虫歯もあります。定期検診で早期発見できると治療回数も少ない場合が多く、患者さんの負担が少なくなります。
また、上記のような定期的なケアでお口の細菌をコントロールすることで、一般的なウイルスの感染予防や重症化の軽減に効果がある可能性が報告されています。
コロナウイルスの感染予防とお口の定期的なケアについては研究が待たれます。
 

ポイント3 定期検診で何をするかを知る

定期検診はただクリーニングをしているだけではありません。現在のお口の状態を確認し、将来のお口の状態を健康に保つために様々な検査を行っています。
当院では、患者さんの年齢やお口の状態によっても変わりますが、口腔内写真撮影、歯周病検査、虫歯検査、レントゲン撮影、スケーリング(歯石除去)、PMTC(着色・バイオフィルム除去)、TBI(歯ブラシ指導)、フッ素塗布、といった流れとなっています。
また継続的に通っていただくことで、お口の状態変化にいち早く気づくことができ、より正確な診断が可能となります。
 
いかがでしょうか。以上3つのポイントを確認していただき、今後とも歯科医院に安心して通っていただければ幸いです。

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