虫歯とプラークコントロール
プラークコントロールとは、口腔内のプラーク(歯垢)を減らす行為全般を意味します。
プラークは歯にこびりついた、単なる飲食物の滓ではなく、細菌の巣窟です。
プラークができて丸1日経過すると虫歯への第一歩となりますから、歯の表面がざらついて、食べ滓も付着していると感じたら、早急に除去する必要があります。
まずは毎日の歯磨き(ブラッシング)です。
それからフロッシングも有効です。
フロッシングとは、デンタルフロス(糸楊枝)または歯間ブラシを使用して、歯と歯の隙間を掃除することです。ブラッシングでは届かないプラークの除去に役立ちます。
でも、プラークが歯の歯肉縁に累積して歯石になると、通常のブラッシングやフロッシングではとれなくなります。
その場合は、歯科医院での定期的なプラークコントロールをお勧めします。
その他、プラークコントロールとしてやれることはまだまだあります。
例えば、規則正しい食生活もプラークコントロールの一つと言えます。
不規則な食生活や、間食を含めて一日の食べる回数が多い場合、プラークが付着しやすくなり、虫歯のリスクは高くなります。
食べ物を口にした後はかならず歯磨きをするなら別ですが、3回の食事の他、オヤツを食べたり、ジュースを飲むたびに歯磨きを徹底するのはなかなか難しいです。
キシリトールも有効です。食後にキシリトールガムを噛むことで、ガムと一緒にプラークを除去する効果があります。
フッ素療法も有効です。例えば、フッ素洗口、フッ素入り歯磨き粉、歯科医院でのフッ素塗布などです。フッ素はプラークが歯に付着するのを妨げる働きがあります。
しっかりとした虫歯予防を身につければ、虫歯に悩まされることはありません。
そのために最も重要なのは、プラークコントロールです。
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