生まれたばかりの赤ちゃんのお口には虫歯菌はいません。虫歯菌は赤ちゃんのそばにいるお父さんやお母さんなど身近な大人からうつります。まずはお父さんお母さんが虫歯にならないことが大切です。
大事なお子さんのために自分のお口を健康に保ち、小さい頃から予防の習慣をつけてあげませんか?
(資料;Berkowitz RJ,Turner J,Green P ArchOral Bio l ;26 1981)
こちらのグラフは母親の唾液1ml中のミュータンス菌(むしば菌)の数によって子供がミュータンス菌に感染する割合の変化を表しています。
母親の口腔内のミュータンス菌が
1mlあたり100万以上の場合には約7割近い子供がミュータンス菌に感染すると言われています。
母子感染あるいは他の親族からの感染を起こさないようにするには、まずは保護者が口腔内を清潔に保つこと、正しい知識を身につけることが重要です。
(資料;B.Kohler et al 1983)
こちらのグラフは保護者が歯科医院で定期的にクリーニングを受けているか否かで子供がむし歯になる感染率の違いを表しています。
赤い棒が何もしなかったグループ、青い棒が定期検診を行ったグループになります。
グラフからも保護者が定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで明らかに子供への感染リスクが下げられることがわかります。
もちろん定期検診に通っていても完全に感染させないことは難しいです。少しでも感染させるリスクを減らし、親子で予防できる習慣をつけることが重要です。
小さいお子さんの歯を守れるのはお父さんお母さん次第です。まず自分のお口の状態を知るために一緒に検診に行くことからはじめてみませんか?
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