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菌の感染について

やっぱりお子さんには虫歯になって欲しくないですよね?
虫歯菌は感染します。今日は菌の感染のお話をしたいと思います!
生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯の原因になるミュータンス菌は存在しません!
なぜ?いつから?子供たちはミュータンス菌に感染してしまうのでしょうか?
感染源のひとつが、一緒に生活する家族の唾液と言われています!
感染しやすい要注意な時期があります!!
1歳7ヶ月〜2歳半くらいまでの時期で、歯科関係者が「感染の窓」と呼んでいる時期です。
この頃は歯が次々と生えてきます。形の複雑な乳臼歯(奥歯)も増えてくるのでミュータンス菌に感染してしまうと虫歯になりやすくなってしまいます。
ひとりひとり虫歯菌の数が違います。この時期に虫歯菌の感染が少なかった人は虫歯になりにくいのです!
3〜4歳頃までに大人からのスプーンや食器を介して唾液から感染した結果、お口の中に虫歯菌が定着します。

どうすれば感染しないのか??

子どもの歯を守るために親御さんができることがあります!

☆できるだけ感染しないための工夫☆

①食べさせ方

・大人が使ったスプーンで食べさせない。
・噛みあたえない。
・ふーふー冷ましをしない。

②うがいのコップも別にする

この頃の子どもは歯磨きの練習の時期です!うがいのコップは子ども専用にしましょう。

③お口へのチュッに気をつける

お口へのキスも気をつけましょう。
ただし、スキンシップが減ってしまうのもよくないので、神経質になりすぎないようにしましょう!!

④親自身の歯磨きも大切!

家族に虫歯が多いほど子供に感染しやすいと言われています。
ご両親の虫歯にも気をつけましょう!

虫歯予防のためにできること☆☆☆


・食後の歯磨きの習慣を徹底!
・甘いものを食べすぎない
・ダラダラ食べを避ける→おやつは時間を決めて!
・定期的に歯医者さんへいってクリーニング、フッ素塗布を行う
・水やお茶を飲む時はストローではなくコップで飲むクセをつける→おくち全体に広がるので洗浄効果が期待できます
・お口をポカンと開けるくせを治す→お口が乾いてしまうと細菌が増えやすくなります!

また、歯周病菌は子供に感染するのか?

よく虫歯がうつるといる話は聞きますが、歯周病の方はどうなのでしょうか?
答えは、歯周病菌も人から人へ感染します。しかし、感染年齢がおよそ18歳以降と高めなのです。
また、ペットから人に感染することもあります( ´:ω:` )
虫歯と同様に、歯周病菌も唾液によって感染します。
歯周病菌に感染した人の唾液が子供のお口に入ると歯周病菌がうつります。
しかし、虫歯と違うのは感染する年齢です。虫歯は1歳半頃からうつり始めますが、歯周病菌は感染が遅いのです。
病原性の低い歯周病菌は小学校入学前にうつります。小学校高学年までに中等度の病原性をもつ菌がお口に住み始めます。どちらも家族の唾液からです。
最も病原性の高い歯周病菌(Porphyromonas gingivalis)が感染する年齢は18歳以降です。18歳以降の唾液感染は家族よりも恋人や配偶者とされています。
感染が成立するまでには密度と頻度が必要なので1度きりのキスでうつるかどうかは疑問です。

また、ペットから感染することもあります!


犬や猫には人の歯周病菌に加え、ペット独自のPorphyromonas gulaeという歯周病菌が感染しています。
ペットとのキスや顔をなめられるというのも気をつけた方がいいですね。
歯周病菌の感染予防には、人生を通じて他人の唾液が自分の口の中にはいらないように注意を怠らないことが必要です!
宴会などで大皿料理が出てきた時は、取り箸で取り分けましょう!

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