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虫歯とプラークコントロール

プラークコントロールとは
どういう意味?

歯のプラーク

プラークコントロールとは、口腔内のプラーク(歯垢)を減らす行為全般を意味します。プラークは歯にこびりついた、単なる飲食物の滓ではなく、細菌の巣窟です。

プラークができて丸1日経過すると虫歯への第一歩となりますから、歯の表面がざらついて、食べ滓も付着していると感じたら、早急に除去する必要があります。

有効な
プラークコントロール方法

ブラッシング

まずは毎日の歯磨き(ブラッシング)です。 それからフロッシングも有効です。

ブラッシングコツの説明動画

ブラッシングコツについての説明動画も用意いたしましたので、ぜひご覧ください。

フロッシング

フロッシングとは、デンタルフロス(糸楊枝)または歯間ブラシを使用して、歯と歯の隙間を掃除することです。ブラッシングでは届かないプラークの除去に役立ちます。

でも、プラークが歯の歯肉縁に累積して歯石になると、通常のブラッシングやフロッシングではとれなくなります。 その場合は、歯科医院での定期的なプラークコントロールをお勧めします。

その他、プラークコントロールとしてやれることはまだまだあります。

フロスの通し方の説明動画

フロスの通し方についての説明動画も用意いたしましたので、ぜひご覧ください。

規則正しい食生活

例えば、規則正しい食生活もプラークコントロールの一つと言えます。 不規則な食生活や、間食を含めて一日の食べる回数が多い場合、プラークが付着しやすくなり、虫歯のリスクは高くなります。

食べ物を口にした後はかならず歯磨きをするなら別ですが、3回の食事の他、オヤツを食べたり、ジュースを飲むたびに歯磨きを徹底するのはなかなか難しいです。

キシリトール

キシリトールも有効です。食後にキシリトールガムを噛むことで、ガムと一緒にプラークを除去する効果があります。

フッ素療法も有効です。例えば、フッ素洗口、フッ素入り歯磨き粉、歯科医院でのフッ素塗布などです。フッ素はプラークが歯に付着するのを妨げる働きがあります。

しっかりとした虫歯予防を身につければ、虫歯に悩まされることはありません。 そのために最も重要なのは、プラークコントロールです。

虫歯になりやすい人の
特徴とは?

虫歯

口腔内で細菌と飲食物の糖質が合わさり、酸ができ、その酸が歯を溶かすことで虫歯になります。その流れを遮断することが虫歯予防になります。

だから、細菌と糖質が合わさらないように、毎日の歯磨きと、プラーク(歯垢)を減らずプラークコントロールが大事になります。 但し、虫歯になりやすい人と、虫歯になりにくい人がいます。

虫歯になりやすい人

甘いもの

「私は毎日欠かさず歯磨きしている。でも、虫歯になった」という方は、別の虫歯リスクが考えられます。 例えば、歯の形や歯並びの状態。歯と歯の隙間にプラークが入り込みやすい歯並びで、普通に歯磨きしても、奥の方まで届いていない場合、虫歯のリスクは高くなります。

また、不規則な食生活や、間食を含めて食べる回数が多い場合、虫歯のリスクは高くなります。 理由は、再石灰化が妨げられるからです。糖質を含む飲食物を摂取すると、脱灰が起こりやすくなります。

脱灰:
歯のエナメル質等が溶ける現象

脱灰はやがて唾液によって修復され、歯を元に戻す再石灰化が起こります。 唾液にはカルシウムやミネラルが含まれていて、再石灰化の作用があります。

これが正常な流れですが、再石灰化のときに、また飲食物を摂取すると、再石灰化している暇がなくなり、エナメル質の剥げた状態から、虫歯へと進行しやすくなるのです。

糖質の量、口の中の乾燥

また、飲食物の糖質の量に応じて、それに反応する細菌の働きが変化します。 単純に糖質量が多くなれば、細菌は活性化し、歯を溶かす酸が多く作られ、より虫歯のリスクは高くなります。就寝中の歯ぎしりや、上下の歯のかみ合わせが偏っていると、歯の表面を傷めるため、虫歯のリスクは高くなります。

唾液の分泌量も関係があります。 唾液の分泌が少なく、口が乾いている状態が長く続くと、虫歯のリスクは高くなります。毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまうのは、上記の主なリスク要因が関係している可能性があります。