みなさんこんにちは。杉並区の久我山駅前歯科です。
先日は歯周外科についておはなしをさせていただきました。
歯周外科ということで少し難しい内容でしたが、久我山駅前歯科でも日々行っている治療です。
今回は、続編で歯周外科治療を行なえない歯周病患者についてと、治療後のメインテナンスについておはなしをさせていただきます。
1、血液疾患
a、血小板減少症
b、血友病
c、血液抗凝固剤の服用者
2、感染に対する抵抗性の低下
a、好中球減少症
b、白血病(急性リンパ性、急性骨髄性、単球性)
3、その他
a、悪性腫瘍などの高度全身疾患
b、重度の心疾患などのある場合
c、強いストレスのある場合
d、妊娠2~3ヵ月と10か月は不可
4、口腔清掃不良の場合
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届いていないでいると、そこに多くの細菌が停滞(歯垢の蓄積)し、歯周病が再発します。
したがって、この細菌の停滞(歯垢の蓄積)を除去し続けることで歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。
ブラッシングは日々のケアでとても大切なことですし、その基本が大事となってきます。
細菌の集団である歯垢(プラーク)は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することができます。しかし、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これらは歯科医院にて専門的なクリーニング(PMTC)を行なうことによって除去することができます。
歯周病は再発の多い病気といわれています。治療により炎症が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。治ったとしても溶けてしまった骨が完全に元通りに戻る訳ではなく、ほとんどは歯と歯肉がそっと寄り添うような形で治っているのにすぎません。油断は禁物なのです。
ブラッシングが不十分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動し始め歯周ポケットが深くなります。そして容易に再発を起こします。
また、残念ながら治療に限界があるため、部分的に治りきらないところが残ることもあります。しかし、そのような部位でもメインテナンスを継続することにより、歯周病の進行を食い止めることができます。
1、歯周精密検査
・X線検査
・歯周ポケットの測定
・動揺度の検査
2、ブラッシングの再確認
3、噛み合わせのチェック
4、生活習慣指導
5、クリーニング
6、抗菌剤の塗布、フッ素塗布など
欧米では歯周病を「静かなる疾患」と呼びます。
・これは患者様自身が再発や進行を自覚することは困難であるということです。
・したがって、歯を失わないためにもトラブルを感じなくとも定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが必要なのです。
当院では、3ヶ月に一度定期検診を行っています。
虫歯・歯周病の原因は、バイオフィルム(細菌の塊)です。バイオフィルムは、普段の歯ブラシでは落とすことができません。このバイオフィルムを落とす治療が、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。
3~4ヶ月と定期的に美容院に通う間隔でPMTCを行なうと、虫歯や歯周病になる確率が1/8と極端に低くなります。
定期的なPMTCが一番重要な治療です。
痛くない!気持ちいい!すっきりする!歯がツルツルになる!歯ぐきがいきいき健康になる!と良いことばかり!
煙草を吸われる患者様にもおすすめ◎
煙草を吸うと歯肉の血液循環が悪くなり、着色も付きます。
PMTCを行なっていきいきした歯ぐきにしましょう!
ご不明な点などございましたら、当院へご連絡お願い致します。