子供を銀歯にしたくない!日頃からやっておくべき予防法5選
子供の歯を銀歯にしないために!日頃からやっておくべき予防法5選

子どもの歯は6歳頃から12歳頃の間に永久歯に生え変わります。
一生使う永久歯だから、できれば銀歯にはしたくないもの。
虫歯を予防するには、この時期、日ごろからやっておくべきことがあります。
フィンランドで行われている、1本も虫歯を作らないための予防法とは?
子どもの頃に銀歯になってしまうと、大人になってからもトラブルが起きやすいんですか?
虫歯の治療で詰め物をすると、その下で虫歯が進んだり銀歯が取れたりして治療を繰り返すことが多いんだ。
最後には抜歯ということもある。
一生自分の歯で食べるためには、子どもの頃から虫歯にならないように注意することが大切だね。
正しい歯みがきをする
虫歯は、歯についたミュータンス菌が食べものに含まれる糖質をえさにして酸を作り出すために起こります。
酸は歯垢(プラーク)の中で作られ、歯の表面を溶かしてしまいます。
食べカスをできるだけ早く取り除くと虫歯になりにくくなるわね。
歯の生え変わりが終わる12歳頃までは、できるだけ仕上げみがきをしたほうがいいわね。
高学年になったら、歯医者さんで正しいみがき方を習って鏡を見ながら親子で一緒にみがいたり、最後にきれいにみがけているかチェックしてあげたり、工夫するといいわ。
銀歯になりやすいのは、みがきにくい奥歯。
特に6歳臼歯は虫歯になりやすいから注意するといいね。
歯と歯の間はフロスを使って虫歯を防ごう。
正しい食生活を心掛ける
虫歯予防には、ちょこちょことお菓子やジュースをとらないことが大切ね。
虫歯を防ぐためには、ミュータンス菌のえさになる糖質を口の中に残さないことが必要なんだ。
甘いものやジュースをだらだらと食べていると、えさがずっと口の中にある状態になるから虫歯になりやすいんだよ。
ごはんやおやつの時間を決めて、あめやキャラメル、甘いジュースを控えるといいですね。
乳酸菌飲料やスポーツドリンクも虫歯になりやすいから気を付けよう。
あとは、しっかり噛んで食べることも大事だね。
歯医者さんの定期検診に行く

虫歯予防には、子どものうちから定期的に歯をチェックすることが大切だよ。
生えたばかりの歯はまだエナメル質が弱くて象牙質も軟らかいから、虫歯になると一気にひどくなってしまうんだ。
虫歯のチェックと一緒に歯垢を取って正しい歯みがきも習えるから、歯に対する意識も高くなるわね。
フッ素塗布やフッ素入り歯みがき剤を使う
フッ素はエナメル質を強くする働きがあるんだ。
まだエナメル質が弱い生えたばかりの歯にフッ素を塗布するのは、虫歯を予防するうえでとても大切なんだよ。
家ではフッ素入りの歯磨き粉やジェル、フッ素洗口液を使うといいわね。
フッ素の効果を保つために、歯みがきの後の口ゆすぎは軽く1回程度にしておくといいわ。
虫歯になりやすい奥歯の溝は、シーラントで埋めておくと安心だよ。
キシリトールを利用する
キシリトールってガムによく入っているけど、子どもの虫歯予防にも使うんですか?
キシリトールがあると、ミュータンス菌が酸を作ることができなくなるんだ。
だから、食後や寝る前にキシリトール入りのガムやタブレットを噛むと、虫歯予防になるんだよ。
虫歯予防の効果を出すには、キシリトール成分が90%以上含まれる歯科医院専用のものにするといいよ。
一番虫歯になりやすい生え変わり時期の歯を虫歯から守ることができれば、その後の虫歯発生率もぐっと下がります。
子どもの歯を銀歯にしないために、まず一番大事なのが
正しい歯みがきの習慣。
それ以外に食生活や定期健診、
フッ素やキシリトールを利用して、効果的に虫歯を防いでいきましょう。