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親知らず(智歯)を
抜く?抜かない?

抜歯が必要な時?

ある日突然奥歯の横に親知らずが生えてきたら、だれでもびっくりするものです。 私も最初の親知らずが生えてきた時には、正直びっくりしました。

「親知らずを抜く?抜かない?」ということでだれもが悩んでしまうものです。

親知らずを抜く
必要性の判断基準

抜歯が必要の親知らず

親知らずは絶対に抜かなくてはいけないものではありません。歯としての働きをしているのであれば抜く必要はありません。ここでの歯としての働きというのは噛む働きのことです。 ですから、上下でかみ合わせができる歯があるかどうかというのが判断基準となります。

例えば、上の親知らずとかみ合わせができる歯がない場合とか、親知らずが斜めに生えていて普通に噛むことができない場合には歯の働きをしているとは言えません。

これらの場合には、親知らずが虫歯になったり歯周病になる可能性が高いのです。 ですから、歯としての働きをしていないのであれば抜くことに問題はありません。

親知らずを抜く必要がある場合

親知らずを抜く必要がある症例としては以下のような場合があります。

  1. 繰り返し親知らずが腫れる場合
    親知らずは1度腫れると繰り返し腫れます。1~3カ月ごとに腫れが出てきます。このような場合には抜く必要があります。
  2. 物が挟まりやすい場合
    親知らずと隣の歯の間に物が挟まりやすい場合には、前の歯が虫歯になりやすくなるので抜く必要があります。
  3. 虫歯の治療のため
    親知らずが虫歯になると治療しにくい場合があり、治療するよりも抜くことを選択することがあります。
  4. 歯並びへの影響
    親知らずがまっすぐ生えてこない場合には、歯並びに影響を与えることがありますので抜くことがあります。
  5. かみ合わせる歯がない場合
    正常に生えてきても上下にかみ合わせる歯がなければ、歯茎が炎症を起こす可能性がありますので抜く場合があります。

親知らずは絶対に抜く必要があるものではありませんので、歯科医院で診察を受けて「親知らずを抜く?抜かない?」の判断をしましょう。