親知らず(智歯)抜歯後の後遺症
親知らずの抜歯は大きなトラブルになることは稀ですが、抜歯後に後遺症が発生することもあります。
親知らず抜歯後の後遺症としては次のようなものがあります。
◆出血
抜歯をした当日ですとすぐに出血は止まりません。
私も抜歯した当日はかなり出血したのを覚えています。
歯医者さんでガーゼをしてもらっていたのですが、すぐに真っ赤に血で染まってしまいました。
止血するための薬をもらって帰りますので、数日はそれを服用すれば出血は止まります。
ガーゼは替えをもらって取り替えるようにすれば特に問題はありません。
◆腫れ
私の場合は抜歯後に腫れはありませんでしたが、しばらくの間腫れたりする人もいるようです。
1~2週間すれば確実に落ち着いてきます。
◆口が開きにくい
抜歯直後は麻酔が完全に切れていないため、口の中に違和感があり開きにくいかもしれません。
時間が経過すれば普通にもどります。
ただし、歯茎や頬の粘膜が腫れた場合には口が開きにくいこともありますが、安静にしていれば腫れもなくなり元にもどります。
◆痛み
手術後に痛みを感じることがあるかもしれませんが、2~3日で痛みはとれます。
もし痛みが続くようであれば、歯科医院で処方してもらった痛み止めの薬を服用すれば問題ないでしょう。
◆傷口
抜いた後を縫合した場合には1週間ほどで抜糸します。
抜糸後は歯茎が少し腫れるかもしれませんが、すぐに治まります。
◆ドライソケット
抜歯後2~3日は痛みが続くこともありますが、特に問題はありません。
ところが、1週間以上痛みが続くようでしたらドライソケットになっている可能性があります。
ドライソケットとは抜歯後の穴にかさぶたが十分いできずに痛みが続く状態のことですが、軟膏状の薬で保護すれば2~4週間で治癒します。
◆オトガイ神経麻痺
下唇から下がしびれる神経麻痺になることがあります。
親知らずを抜歯する時に歯を破折することがあるのですが、その骨が神経を傷つけることが原因となる場合があります。
また、歯を分割する器具や麻酔が原因となって神経を傷つけることもあります。
◆舌神経麻痺
舌の一部あるいは全部の神経が麻痺して味覚も麻痺する場合があります。
抜歯や縫合により神経を損傷してしまうことが原因です。
また、麻酔や破折した骨が神経麻痺の原因となることもあります。
◆気腫
下あごを抜歯した場合に突然頬やあごが腫れることがあります。
親知らずを抜歯した傷口から空気が入ったことが原因です。
触るとプチプチと音がしますので、すぐにわかります。
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