インレーは、小さな歯のつめ物に使います。 例えば一番身近な使用法としては、小さな虫歯治療の際、その虫歯部分だけを削り取り、その後、削った部分を埋める時にインレーを使用します。
インレーによるつめ物では補えないような大きさの場合には、クラウンと呼ばれるかぶせ物を使用する場合もあります。
また保険治療では、費用が抑えられるメリットがありますが、銀色の金属や変色するレジンしか使えません。
現在、インレーには様々な種類があります。 プラスチックで作られた物やセラミック製のもの、また金属で作られた物もあります。 これらの素材は、保険治療の適用になる場合と、保険外として自費治療になる場合があります。
また保険外のものは、少し特殊なものになるので歯科医院によっては、取り扱っていない物もあります。 もし個人的要望があれば、治療前に歯科医院で相談してみましょう。 その為、見た目が気になる人には、綺麗に仕上がる保険外のインレーの方がお勧めです。
しかし、保険外の治療となると費用も高額になってしまうので、歯科医院で要望を伝えながら適切なものを利用できると一番良いでしょう。 また保険外の治療では、それぞれの歯科医院によって大きな金額の差があるので、保険外の治療前には、金額も含め、事前に確認を済ませておきましょう。 保険のインレーには保証期間がありませんが、保険外のインレーでは、保証期間を設けている医院もあります。
歯科医院によって、保証内容に大きな違いがあるので、治療前に歯科医院でよく確認し、不明な点があれば質問を済ませておく事も大切です。 保険外の治療は、高額な費用が生じる分、トラブルにもなりやすいので、納得してから治療を行うように注意しましょう。
年齢・性別 | 30代・女性 |
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主訴と治療部位 | 左下7番のインレーやり直し |
治療内容 | 左下7番:ジルコニアインレー |
治療期間 | 2回(約2週間) |
治療費用 | 44,000円※税込 (2023年4月現在) |
リスク・副作用 | かみ合わせが強いと割れてしまう事がります。 歯よりも固い素材なので対合の歯が削れてしまうことがあります。 |
治療方針 | セラミックインレーの周りが2次的な虫歯になっているので、新たにジルコニアインレーでつめ直しました。 |
特記事項 | 2016年にセラミックインレーで治療した歯です。歯の遠心(一番奥側)のキワが黒くむし歯になっていたのと、噛む面のつめ物と歯の境目に穴が空いてきていたので、インレーをやり直すことになりました。 |
担当者所見 | 検診で毎回チェックしていた箇所です。 今回の検診で以前よりも虫歯が大きくなってきていたのでやり直しました。 つめ物で直して終わりではなく、その後のケアも大切ということをお伝えしました。 |
術前 | 途中経過 | 術前 | ||
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術後 | 術後 |