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レントゲン写真とエックス線

みなさんこんにちはー!!\(^^)/☆☆☆杉並区の久我山駅前歯科です!!

今日は歯医者さんでとるレントゲン写真のお話です。

レントゲン写真とは

みなさんは、レントゲン写真を撮ったことはありますか??
まずは何のためにとるのか?ですが、
虫歯や歯周疾患などの歯科疾患の多くが「目」でみて診断できるものの、その病変の進展を診断し、治療方針を決めるために、その部位のエックス線写真が必要になります。

歯科診療におけるエックス線検査の役割は大きいのです。歯、歯周組織、顎骨の疾患の診断に使われます。
レントゲン撮影でわかる疾患について説明します。

虫歯


ミュータンス連鎖球菌が砂糖を分解して砂糖からグルカンという粘着性の高い物質を合成して、それが歯の表面に強固にくっつきます。
そこにさらに砂糖などを取り込んでプラーク(歯垢)となります。
プラークの内部で最近が増えて菌が酸を出して歯が溶けることを虫歯といいます。
歯の表面のエナメル質から溶けだし、さらにエナメル質の中の方まで溶けるのが進行して病変が大きくなるとレントゲン写真に写ってきます。

歯周疾患


歯周病も虫歯と同じくプラークが原因です。歯茎の中についたプラークを構成する細菌が作り出す毒素によって、歯茎が炎症を起こし歯周組織が破壊されます。
炎症が歯茎にとどまらず、歯を支える骨が溶けて破壊されるのが歯周病です。
歯周病が進行していくと骨がどんどん溶けていくので、レントゲン写真でみてわかるようになります。

顎骨の病変

顎骨内に生じる嚢胞や腫瘍などもみることができます。
また、外傷に伴う顎骨の骨折、悪性腫瘍による顎骨の浸潤もみられます。

そもそも、エックス線とは??

エックス線とは電離放射線のひとつで、ほかにはガンマ線、高速の荷電粒子線(アルファ線ベータ線など)と中性子線がふくまれます。
エックス線は電波や可視光線と同様、電波の仲間です。

エックス線は放射線と聞いて、歯医者さんでとるレントゲン写真は安全なのか?身体に影響はないのか?と心配される方がたくさんいらっしゃいますが、安全です!

歯医者さんでレントゲンをとる場合、
デンタルと言って小さいサイズのものは0.01ミリシーベルト程度、パノラマといって大きいサイズのもので0.03ミリシーベルトです。これは自然放射線1年分に比べてかなり少ないです。

自然放射線

宇宙から・・・0.4ミリシーベルト
大気から・・・1.2ミリシーベルト
大地から・・・0.5ミリシーベルト
食物から・・・0.3ミリシーベルト

1年での自然放射


世界平均・・・2.4ミリシーベルト
日本平均・・・1.5ミリシーベルト
ちなみに、東京とニューヨークを、1往復すると高度による宇宙線の増加で1.5ミリシーベルトの放射線を受けます。
こうして比べてみると歯科治療での放射線量がかなり少量なことがわかります。
そして当院では不用意にレントゲン写真を撮ることはありませんのでご安心ください。
ただ、極力撮りたくないという患者様には無理矢理とることはしませんので、どうしてもという場合はお声がけ下さい。

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