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子供の虫歯予防に知っておきたいフッ素と食習慣の正しい知識

みなさんこんにちはーー!(^^)!☆☆杉並区の久我山駅前歯科です!!
今日は、子供のおやつやフッ素についてお話します。

子供の虫歯予防は正しい食習慣から

子供の虫歯予防は正しい食習慣から
まずは、よくある質問から紹介したいと思います。

何歳から子供にお菓子を与えて良いですか?
できるだけ遅いほうが良いですが、虫歯予防やおやつの目的、味覚の形成などの点も考えると3歳以降が望ましいです。

そもそも子供に与えるおやつの目的は、栄養とエネルギーの補給です。
幼児は消化機能が未熟で、1回の食事で食べられる量が少なく、1日3回の食事だけでは必要な栄養やエネルギー量を満たすことがむずかしいのです。
特に3歳をすぎると1日の必須エネルギー量が大人のおよそ2/3にもなるので、第4の食事としておやつが欠かせません。
また、味覚は、離乳食が始まる5ヵ月頃から10歳頃までの食経験により育まれていき、この時期に与えられた食べ物によって味覚の好みができてきます。
とくに離乳食スタートから3歳頃までは、重要な時期と言われています。甘いお菓子ばかりを与えていると、味覚への欲求がエスカレートしやすくなり、野菜などの素材本来の味を「おいしい」とおもえなくなり、好き嫌いが多い子になってしまいます。
この時期は食生活の基盤を作る大切な時期でもあります。親がコントロールできる間に正しい食習慣を身につけることが、子供の将来の健康につながります。

おやつは手作りが理想的

市販のお菓子は、
市販のお菓子

  • 甘味が強く、虫歯や、味覚形成への影響のほか、エネルギーの過剰摂取や血糖値の急激な上昇を招く
  • 塩分が強く、味覚形成への影響だけでなく、将来の高血圧につながる
  • 油分が多く肥満の原因になる
  • 体に悪影響を及ぼし発がん性の問題などがある着色料や保存料が含まれる

と言った傾向があります。そのため、おやつは手作りが理想です。
家にあるもので簡単に作れ、1日3食で摂りきれなかった栄養をとれ、次の食事に影響しない量(与える時間も)をポイントに考えましょう。

おすすめのおやつ

おにぎり
しらす、ごま、わかめなど普段の料理で使わない具
サンドイッチ
野菜中心の具
果物
手軽に自然の甘味を感じられる旬のもの
穀物
血糖値の上昇のおだやかなふかしたイモ類、トウモロコシ
ヨーグルト
無糖のヨーグルト(甘味が欲しければ果物、手作りジャム、ドライフルーツと混ぜる)

フッ素による虫歯予防効果

フッ素による虫歯予防効果

最近よく見かける高濃度フッ素って何ですか?
2017年3月17日に、1,500ppmを上限とする高濃度フッ化物を配合した薬用歯磨剤が、厚生労働省から医薬部外品として承認されました。これにより、国内上限が1,000ppmを超え、これまで日本国内で手に入らなかった1,000ppmから1,500ppmのフッ化物配合歯磨剤が、スーパーやドラッグストアで購入できるようになりました。
高濃度フッ素の効果を教えてください
虫歯予防に期待大!!虫歯予防効果が6%アップ!!若年永久歯列(新しくはえた大人の歯)にとって1,000ppm歯磨剤に比べて、9.7%予防効果が高いエビデンスで認められたという報告もあります。二次う蝕にも効果が期待されます!

※二次う蝕とは、再発性の虫歯のことで、1度治療した歯がまた虫歯になることです。

高濃度フッ素の使用は注意すべき点も!

高濃度フッ素の使用は注意すべき点も!
いいことばかりのように感じますが、注意すべきことがあります。フッ素はとりすぎると急性毒性と慢性毒性が起こります。
急性中毒の症状は、体重1kgあたり2mgF以上摂取すると発現し、体重1kgあたり45mgF以上摂取すると死に至ると言われています。ただし、虫歯予防として日常的に使用する分には危険性はありません。
慢性症状のほうが注意が必要かもしれません。「歯のフッ素症」「骨フッ素症」があります。歯のフッ素症はフッ化物が原因で斑状歯(主に石灰化不全)になることです。
これはフッ化物の全身応用で飲料水にフッ素を混ぜた地域でみられたもので、長期的にフッ素を摂取すると斑状歯が多く現れたと問題視されてきました。
ただし、日本ではフッ化物の全身応用を行っていないため、正しい量を使っている限り心配はありません。

15歳未満の子供は歯科医師の判断のもとで!

15歳未満の子供は歯科医師の判断のもとで!
永久歯の生え代わりが完了する頃の15歳未満では、基本的に1,000ppmまでの歯磨剤を使用することとなっていますが、虫歯のリスクの高い人は歯科医師の判断のもとで使用するケースもあります。

年齢別フッ化物配合歯磨剤の使用料

下記使用量はペースト状の歯磨剤を想定したものになります。

生後6ヶ月から2歳
濃度500ppm、使用量:切った爪程度の少量
3歳から5歳
濃度500ppm、使用量:5mm以下
6歳から14歳
濃度1,000ppm、使用量:1cm程度
15歳以上
濃度1,000pmから1,500ppm、使用量:2cm程度

お子さんの歯のこと、気になることが沢山あると思います。わからないことは気軽にご相談してくださいね!
久我山駅前歯科では小児の定期検診も沢山お越しいただいておりますので、ご安心していらしてください!!

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