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上手な仕上げ磨きの方法

こんにちわ、杉並区久我山駅前歯科です。
今回は、お子さんの仕上げ磨きについてお話しさせて頂きます。
お子さんが小さいうちはご家庭で仕上げ磨きが行われていますが、「そもそも仕上げ磨きってどうすればいいの?」と悩んでいる親御さんも多いと思います。効果的な仕上げ磨きで、お子さんの歯を虫歯から守りましょう。

●仕上げ磨きの方法

歯磨きの基本

【ポイント1】

歯ブラシの毛先を歯の面にまっすぐ当てる 歯ブラシの毛先を歯と歯ぐき(歯肉)の境目、歯と歯の間に、きちんとあてる

【ポイント2】

軽い力で動かす 歯ブラシの毛先が広がらない程度

【ポイント3】

小刻みに動かす 5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ磨く

【ポイント4】

1か所につき20回以上 歯垢(プラーク)はなかなか取りきれないため、丁寧に動かしましょう。ブラッシングの時間は3分以上が目安です。 強い力で動かすと歯ブラシの毛先が広がって歯ぐき(歯肉)を傷つけたり、歯垢(プラーク)が逆に取れにくくなったりします。 さらに子どもが痛がり、歯磨きを嫌がる原因になってしまうこともあります。

●磨く場所とタイミング

乳歯の時期は、虫歯になりやすい「奥歯のかみ合わせ上下左右4箇所」「上の前歯」を十分に気をつけましょう。 お母さんの利き手側の犬歯も歯磨きがしにくいため要注意の場所です。
食事のたびに、お子さんが歯磨きした後にお母さんが仕上げ磨きをしてあげるのがベストですが、毎食後が難しい場合は、夕食後やおやすみ前を日課にしましょう。
寝ている間は唾液の量が減り細菌の量が増えてしまい、起床時には夕食後の約30倍になります。

●仕上げ磨きの姿勢

口の中が見やすく、安全で歯磨きしやすい姿勢として、ひざの上に仰向けにして行う寝かせ磨きがおすすめです。

●仕上げ磨きを始める時期は?

乳歯が生えてくる8か月頃が歯磨きスタートのタイミングです。 始めの時期は、まずは歯ブラシに慣れることが大切です。 奥歯が生えてくる1歳6か月頃までには、歯磨き習慣ができることを目指しましょう。

●仕上げ磨きのコツ

楽しく習慣付けるコツ

【ポイント1】前歯のコツ

上くちびると歯ぐき(歯肉)をつないでいる「スジ」の部分にハブラシが当たると子どもが痛がり、歯磨きを嫌がる原因になってしまいます。 上くちびるを持ち上げて、歯と歯ぐき(歯肉)の境目が見えるようにし、ハブラシを持っていない方の人差し指の腹で上くちびると歯ぐきをつないでいる「スジ」の部分を隠して、仕上げ磨きをしてあげましょう。

【ポイント2】奥歯のコツ

奥歯は歯ブラシを奥から前に動かしましょう。乳歯は奥歯が2本なので手早くできます。 特に、奥歯のかみ合わせは溝に歯垢(プラーク)が残りやすい場所です。

【ポイント3】嫌がられないコツ

歯磨きをスタートしたら、日頃から子どもの口元を触りましょう。 口元を触られることに慣れていると嫌がりにくくなります。
仕上げ歯磨き中に話しかけたり、数を数えながら歯磨きするのがオススメです。歯磨きの終わりが分かると子どもも頑張れます。 また、時間がかかると子どもが飽きてしまうので短時間で手早く丁寧にやりましょう。仕上げ磨きが終わったら褒めてあげることも大切です。
力が強かったりして、歯ブラシが歯ぐき(歯肉)に当たると嫌がるので、子どもに不快感を与えないようにすることも重要です。 また、子どもが眠くなる前や機嫌が悪い時は歯磨きを嫌がる原因につながってしまうので避けましょう。

●乳歯が生えてきたら、仕上げ磨きと歯医者さんで定期検診を

乳歯は永久歯より小さい分、エナメル質が薄くなっており虫歯になると、あっという間に神経まで届いてしまうので要注意です。乳歯が生えてきたら仕上げ磨きはもちろん、歯科医院で定期的に検診を受けるようにしましょう。

●子どもが自分で歯磨きを始める時期は?

子どもがスプーンなどを自分で使えるようになったり、歯ブラシをしっかり持って自分の口の中に入れることができたら、子ども自身に歯ブラシを持たせてみましょう。 早い時期から子どもが自分で歯磨きする習慣をつけることが大切です。
この時期は自分では上手にできませんが、口に入れているだけでも自分で歯磨きさせることが大事です。
子どもが歯磨きしている間は見守り、終わったら褒めてあげましょう。
子どもが歯磨きしたあとは必ず仕上げ磨きをしてあげましょう。

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